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花粉症の薬について

質問
花粉症でいただいた薬が ツムラのカッコントウ カセンキュウシンイ、セレスタミン(錠剤)、 萬有製薬のデカドロン液(目薬)、日本グラクソのフルナーゼ点鼻液の4種類です。 これらの薬を長く続けないといけないといわれたのですが、これらの薬は長い間使用しても問題の無い物でしょうか? 副作用等心配です。 またそれぞれの効用、副作用などを教えてください。
答え
ツムラのカッコントウは主に何らかの炎症を抑える効果があります。 カッコントウカセンキュウシンイは鼻づまりや蓄膿症に用いられます。 いずれも漢方である事から速効性は期待しにくく,長期投与になる事が多いで す。 他のお薬との併用がなければ概ね副作用の心配は要りません。 セレスタミンは抗ヒスタミン薬の一種で,中枢神経抑制作用(眠気など)の少な い プロピルアミン系のお薬です。アレルギ-,アトピ-、湿疹に有効です。 萬有製薬のデカドロン液(目薬)は副腎皮質ステロイド系の眼薬です。 長期連用によって白内障や緑内障の心配もありますが,通常の使用量では心配要 りません。 日本グラクソのフルナーゼ点鼻液は合成の副腎皮質ホルモン剤が含まれている お薬ですが1日8噴霧を限度としてご使用になれば心配要りません。 お薬は一般的に先生の管理の下で使うと大きな心配は要りません。 副作用は体質にもよりますが,感敏症や合併症ががなければあまり神経質に なる必要はないと思います。お大事に。