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膝前十字靭帯損傷の治療

質問
膝の靭帯損傷との診断を受けました。 外側か、前十字かは内視鏡で検査しないとわからないといわれました。 膝前十字靭帯損傷の場合、手術はどのようなものになるのでしょうか? 麻酔は下半身ですか?全身ですか? 内視鏡検査もまだ行っていないのですが、検査と手術を行った場合、通常入院期間はどのくらいですか? 現在かかっている病院では3週間程度と言われました。
答え
前十字靭帯の損傷は比較的スポーツの選手などに多く見られる外傷性疾患の一つです。 切れると、歩行時にグラッとひざ折れしたり、捻挫(ねんざ)しやすく不安定になります。 捻挫を繰り返すと半月板や軟骨を痛めやすく、半月板を痛めると曲げ伸ばしでひっかかるとかロックするなどの症状が加わってきます。 前十字靱帯断絶の治療は、自分の腱(けん)や人工靭帯を用いる靱帯再建術を行います。 手術には数時間、リハビリに数カ月必要なので入院期間は3週間程度ですが、年齢、職業、スポーツ活動等によって多少変わります。 関節鏡検査で診断しますので確定診断ではないと思いますが、手術の前に主治医の先生からもう一度詳しいご説明があると思います。 下肢だけの手術の場合には全身麻酔で行われる事は少ないと思います。