過去の医療相談

慢性疲労症候群について

質問
6月からたんぱく尿(プラス3程度)が出ていると診断され、8月の上旬より たんぱく尿に発熱(38度5分から9度)と腰痛がひどくなり検査の結果 尿が汚れているといわれ急性の腎うん腎炎と診断を受け抗生物質を投与され ました。尿の出がわるく便秘もひどく(尿は1日2回 400ml位 飲むのは 2L前後 便秘はラキソベン 10ml1本飲んでもだめでした。)その症状が 1ケ月続き入院しましたが腎機能に異常はなく血液検査も特にひっかかりま せんでした。腰はお尻に近い下部から全体に痛みがひどく寝ていてもズキズキ するような痛みがあります。また、すぐ腰から下に痺れが来るためつらい状態 です。医師からは、血液が尿に溶けたためたんぱくが出たのではとの事や慢性 疲労症候群ではないかと言われました。1ケ月以上経過したんぱく尿はなくなり ましたが依然腰痛と全身のだるさが抜けません。精神内科も見てもらいましたが 問題なしとの事でした。現在の症状からわかる事や過去にウイルス感染症と診断 された事もありウイルス説も抜けていないのでウィルスについてや慢性疲労症 候群について出来ましたら教えて下さい。また自律神経失調症と現在ある病院で いわれていますがなんとなく納得出来ないのでこの病気につきましてもお教え 頂ければと思います。よろしくお願いします。
答え
ストレスとは必ずしも外から加えられるものではなく,防御側の緊張の要因も含まれます。 現代ストレス社会では若いOLの方のVDT症候群,自律神経失調症や慢性疲労症候群も急増しており,その可能性も否定は出来ません。 普通は自分なりの趣味や運動など解消方法を見つけるのですが,残念ながら適応方法が見つからないようです。 その傾向は神経質な方,几帳面な方に強く,外来では少しのんびりする様に指導して効果を上げています。 つまり,何らかの病気である事を苦にするのでも戦うのでもなく,病の方から逃げ出すまで気長に仲良く付き合っていくと言う位の心のゆとりが欲しいものです。 自分なりのストレス解消の知恵を見つけたり,考え方を変える,軽い安定剤の服用によって改善しますので心配は何も要りません。 腰痛については整形外科の先生に診て頂く事をお勧めします。 度を過ぎると様々な身体の不調を招き,これらを総称して心身症と呼ん でおります。どうしても治らない場合には各都道府県の精神保健福祉センタ-や心療内科,神経科の先生にもご相談下さい。 追伸:年齢と性別などはも書いて頂くと助かります。また,過去のウイルス感染症は気になさる必要はないと思います。