過去の医療相談

火傷の後の皮膚移植について

質問
30年前に顔面に火傷を負い、皮膚移植をされた患者さんの歯科治療をしていますが、口唇、口角の弾力がなく、切れそうになります。 口腔内は、広いので口角を手術する事により口があけやすくなるのでわと思い、その手術方法を教えてほしいのです。
答え
やけどの後遺症として問題になるのは、創痕の醜さと、創部のひきつれのために関節の動きが悪くなったり、形が変わったりすることです。 瘢痕が目立つようなら、この瘢痕を切り取って皮膚移植をするか縫合を行います。 手術以外の方法として少し時間がかかりますが,局所にケナコルトを注射したり、局所をシリコンのシートで圧迫したりもします。 最近では炭酸ガスレ-ザ-やルビレ-ザ-との併用が行われたりもします。 人工皮膚や培養皮膚による治療方法もございますが,培養真皮による治療は難治性の高齢者や潰瘍、糖尿病の方に用いられます。 グラインダ-によって盛り上がった皮膚を削る方法もあり,手術の是非や方法の判定は難しいものですので専門医に相談されることをおすすめします。 この様な回答で宜しいでしょうか?
回答ありがとうございます。炭酸ガスレーザー治療について、おおよその料金、また術式などもおしえてください。
前回、炭酸ガスレ-ザ-やルビレ-ザ-との併用が行われたりもすると回答させていただきました。 開口困難であるとのことから推測しますと 皮膚の移植などがメインの治療で、炭酸ガスレ-ザ-だけでは無理と思われます。 術式は程度にもよりますので、拝見しないで回答することは難しいと思います。 お近くの形成外科の専門の先生に受診され、適応の有無等を含めてご相談ください。