過去の医療相談

膝タナ障害

質問
10年程前より・・・・: 毎年、冬、スキーでボーゲン(足を開脚して内股にする)をすると、右膝内側のみ少し 痛みあり。膝のぐらつきもあり。 2年前: スポーツクラブで脚力強化のマシーンを、男のインストラクターに紹介してもらう。そ のとき、重量挙げの選手用の「良い機械」で一番おもりを軽くしたものを寝ころんだ状 態から、両足で上げた状態のバーベルを下げるとき、右膝がぐらぐらにのびてしまっ た。そのときは、激痛と膝がぐらぐらにのびてしまったような状態。医師より、レント ゲンで異常なしとのこと。 1年前: 3ヶ月間、エアロビクス。徐々に右膝が痛くなり、はじめて3ヶ月めには、膝に負荷が かかると痛くなる。20から30分歩くと痛くなる。 4ヶ月前: MRI検査。膝タナ障害との所見。 3ヶ月前: 右膝タナ切除。内視鏡(膝関節鏡)手術で3泊4日入院。ゴールデンクィーク前の火曜 日手術、木曜、包帯をとったとき、包帯がきつくまかれすぎのためか、右膝下(ふくら はぎ)が、うっ血状態に。はれあがり、皮膚がパンパンに腫れ、テカテカにニスを塗っ たように、皮膚がつっぱていた。ただし、整形外科医は全員、交代の出張医のため、そ の状態を診てくれる医師は、いなかった。 リハビリは、無し。 入院中、キズの痛みより、ふくらはぎより下の腫れがつらかった。担当医師は、週1階 しか、病院にこないので、手術後2週間(ゴールデンウィークがあり)は、担当医の診 察なし。 4日目退院。その後4日自宅で療養。ほとんど歩かず。1週間後、抜糸と松葉杖で出勤 (往復約3時間)。職場では、杖をつかず、足を引きずって歩く。 手術後2週間: はじめての担当医の診察。ふくらはぎの腫れとその痛み、ふくらはぎの皮膚がテカテカ に光る事、循環の悪さを訴えるが、たまに間接鏡の手術で腫れる人がいるが気にしない 事が、治療につながるとのこと。痛み止めの処方のみ。 動かすのがいいか、悪いかの指示もなし。意識を膝から取り除くことが治療だとのこ と。リハビリは、かえってわるくするので、 勝手にやらぬこと、との指示。 手術後一ヶ月: 3週間目くらいには、少しだけ足をひきずらずにあるけるかな・・・と思ったら、1ヶ 月目にまた松葉杖復活。膝は90度まげるのがやっと。90度で激痛。足首もほとんど 動かせない。 担当医は、土日の安静と、なるべくうごかすな、とのこと。 どうにもならず、近くのスポーツ整形で有名な病院(関東労災病院)へ。 リハビリのメニューを組んで貰う。 1時間半のリハビリ後、急遽軽快に。3週間、週1回のリハビリ。 暖める、膝の曲げのばし、大腿の筋力強化のための足の持ち上げ、電気を膝上にくわえ るなど。 現在:1ヶ月に1回。自転車こぎと上記のメニュー。 月に1回になったからか、調子はあまりよくない。 膝の内部に特に力が加わった時に、痛む。歩くときも一歩一歩痛む。 冷えたり、歩いた次の日、腫れて痛む。夕方より、皮膚がテカテカ光ることもある。 足をのばして座ると、右のふくらはぎのみ太く、床にさわるところが痛く、のばした状 態で足が腫れの分高く上がっている。 膝の内部の痛みとふくらはぎより下の腫れをとる方法を教えてください。
答え
膝タナ障害は最近では外来で日帰り手術が行われる施設もあります。 恐らく大事をとって入院の上での手術となったものと思われます。 術後には膝の屈伸運動を通じ、大腿筋の筋力強化が有効とされております。 自宅でも出来る限りの範囲内でお続けになると宜しいと思います。 膝の内部の痛みとふくらはぎより下の腫れをとる方法としては消炎鎮痛剤の服用と 膝への理学療法が有効です。 通勤が困難な場合にはお近くの整形外科で理学療法を続ける方法をお勧めします。 膝の疾患は根気よく治療を続けなければなりませんのでその点,ご理解下さい。