過去の医療相談

溶連菌感染症と多形浸出性紅斑について教えてください

質問
初めて質問いたします。よろしくお願いします。 一週間ほど咳の酷い風邪を引き、その後、 顔(頬のあたり)、のど、手のひら、腕、お腹、背中に5ミリ位の赤い湿疹があちこちに 出来てしまい、時々かゆみも伴います。 そのため皮膚科を受診しましたところ、「溶連菌感染症」と診断されました。 ほかの人にうつる心配は無いといわれましたが、インターネットなどで調べたところ、 感染の心配があり、長引きそうな病気のようなので、不安になっています。 また、この件で診断書を書いてもらった所、病名に「多形浸出性紅斑」とかかれていました。 「溶連菌感染症」と「多形浸出性紅斑」とは同じものなのでしょうか。 この二つの病名について、どのような病気なのか教えてください。 (23歳、女性)
答え
多形浸出性紅斑は春と夏に多く女子に多い疾患です(3:1)。 主として四肢多く,2-4週後に色素沈着を残して治癒する事が多く,再発し易いとされています。 原因としては扁桃炎などの溶連菌感染症が原因ともされていますが 薬剤やウィルスも原因ともされております。 皮膚科の疾患ではほかの人にうつる心配は無いと考えて宜しいと思います。 結論として「溶連菌感染症」と「多形浸出性紅斑」同じ疾患ではなく,多形浸出性紅斑の 原因の一つとして溶連菌感染症があるとご認識頂ければ幸いです。