外来の裏話

カルテNo,17 使い捨てコンタクトの恐ろしい使い方

患者
26才のOL
主訴
使い捨てコンタクトが欲しい
ストーリー
ある朝,開院と当時に 「先生,コンタクトなくしました」 「えっ?使い捨てでしょう?」 「いいえ,併用していて普通のコンタクトを・・・・・」 「何?間違えて捨てたの?」 「そうなんですよ,6ヶ月前に購入したばかりなのに・・・・・」
考察
経済的な理由から生活パタ-ンから併用する人も少なくはない。 使い捨ても目的に応じて多様な種類が開発されている。 一番の悩みは値段にある。 眼科医にとって診察料だけの収益しか得られない。 事務員もコンタクトの種類をすべて暗記させるのはなかなか困難。 円高の時も円安の時も値段は変わらない不思議な値段。 毎日取り替えるタイプから一週間と二週間の3種類がある。 よく勘違いしているのは2週間使い捨てのコンタクトが安いと思う人がいて説明の最後に付属品の話をするとがっかりする。 土日はめがね,平日はワンデイ,旅行の時は一週間など様々にみなさん工夫している。 問題は普通のコンタクトと使い捨てのコンタクトの併用。 毎日忙しいみなさんに一つだけ言いたい。 時間は金なり。レンズケアの事,時間の事を考えると結果的には使い捨てが得ですよ。 月賦のつもりで使い捨てにしなさいと言うと必ず困った質問が・・・・・ 「先生はどうしてメガネなんですか?」