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11. おむつ上手になろう

 

1日の排泄回数
形状
うんちが硬いとき
交換のタイミング
紙おむつとの使い分け
おむつ交換のポイント
おむつ交換

 


1日の排泄回数

 

新生児期はお乳を飲むと反射的に排泄するので、1日に10〜15回の排泄をします。うんちの回数は母乳かミルクかによっても違いますが、だんだん減って2か月頃には2〜3回に。ただし、排泄にも個性があって毎日しない「ためうんち」の子もいます。

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形状

新生児の健康なうんちはご飯のむれたような匂いです。おおまかにいって母乳では軟便で、ミルクは硬めですが、形状は千差万別です。うんちは健康のバロメータ−ですが、全身の観察もやはり大切です。おしっこは薄い黄色。

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うんちが硬いとき

次の順序でケアしてあげましょう。

うつぶせにして遊んであげる。
おなかを時計回りにマッサージ。
湯冷ましか砂糖湯をあげてみる。

薬や綿棒で浣腸してあげる。

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交換のタイミング

おむつの間に指をいれて湿っていたらそのつど交換すること。特に新生児期の赤ちゃんは、長方形のおむつを2枚重ねにしないで、1枚にしてこまめにかえることです。紙おむつもあてっぱなしはいけません。

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紙おむつとの使い分け

よいおむつの条件はやわらかく、吸水性がよく、洗いやすく、乾きやすいことです。昔ながらの木綿のおむつはこの条件にぴったり。高分子吸水体を使った紙おむつも、むれにくくさまざまなものがでていますが、その分、割高です。昼は布おむつ、夜は紙おむつにするなどして使いわけるといいでしょう。また、外出や、梅雨時などでおむつが乾きにくいときなどは紙おむつが便利。

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おむつ交換のポイント

股関節脱臼予防には股おむつを
股関節脱臼を防ぐには赤ちゃんの足の動きを妨げないことです。おむつは細長くたたんで股おむつにして、締めすぎないようにします。おなかとの間に指が1本入るくらいの余裕をもたせれば、ちょうどいいでしょう。おしりをくるむようなおむつもあて方や、カバー不用の腰にテープで止める式の紙おむつも3か月過ぎてからにしましょう。
おしりをよく拭きよく乾かす
うんちの時はお湯でゆるく絞ったガーゼで洗い流すように。おしっこもきちんと拭かないとおむつかぶれのもとです。お尻をちょっと空気にさらして乾かすことも忘れずに。パウダーの使いすぎはいけません。
女の子は前からうしろに拭く
女の子のお尻は、尿路感染症予防のたけ必ず前から後へ拭くこと。おむつの折りかえし部分は男の子は手前、女の子は後ろにあてます。
おへそは露出させる
おへそがおしっこでぬれるといつまでもジクジクして、細菌感染から臍炎(さいえん)を起こすことがあるので、おむつの布はおへそにかからないように注意しましょう。
カバーからおむつがはみださないように注意
おむつがカバーからはみだしていると毛細管現象でおしっこやうんちのもれる原因になります。

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おむつ交換

1 準備
オムツカバーと布オムツを合わせます。
2 手のひらでお尻を持ち上げ交換します。
3 オムツは股の所でギャザ−をよせます。
4 赤ちゃんの足はMの字型をしています。無理に脚を伸ばしオムツをあてると股関節脱臼の原因となるので注意しましょう。

5 おへそより下にあて、指2本文の余裕を持たせましょう。オムツがカバーからはみだしてないか確認します。

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